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【kbpsの音質の違いについて】mp3の320kbpsって音質はいいの?


 

kbpsの音質の違いについて述べます。mp3の320kbpsとは、音質がいいのかについても記してあります。

 

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音楽で扱うkbpsとは?kbpsの読み方は?

 

音楽のmp3ファイルなどで用いられるkbpsとは、

 

  • 「キロビット・パー・セコンド」

 

が正式名です。覚えにくいので、

 

  • 「キロ・ビー・ピー・エス」

 

と言われることが多いです。

 

kbpsは、

 

  • ビットレート

 

と呼ばれていて、

 

  • 「1秒当たりの通信データ量」

 

を示します。

 

音のデータを再生させる時に流す音の量です。

 

「1秒あたりのデータ量」が多いと音質がよく、沢山の音がつまっているといえます。

 

つまりkbpsの数字が多いほど音質が良くて、原音に近いと言えます。

 

逆に、kbpsの数字が小さいとその分多くの音が削られていたり圧縮されているので、音質は悪くなると考えて間違いありません。

 

WAVファイルとmp3の音質と容量の違い

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Cubaseなどの音楽作成ソフトで作った音楽は、WAVの書き出しができます。

 

WAVファイルとは、CDの音質そのままの圧縮していないファイルで、容量は大きいです。

 

CDにするときには、

 

  • サンプリング周波数 :44.1kHz
  • ビット深度:16bit
  • ビットレート:1411kbps

 

のWAVファイルが用いられます。

 

「サンプリング周波数」とは、アナログの音の波形(音はアナログ)をデジタルデータに変換するために必要な処理を、1秒間に何回行うかを表す数値です。

 

Hz(ヘルツ)で表します。

 

また、そのサンプリングしたものにどれだけ情報量を与えるかという事を「ビット深度(bit)」で表します。

 

 

ビットレート(bps)=サンプリングレート(Hz)× ビット深度(bit)です。

 

 

bpsとは「1秒あたりのデータ量」のことですが、

 

サンプリングレートとビット深度が共に高いとビットレート(音のデータ量)が高くなり、音が良いといえます。

 

24bitのビット深度であればハイレゾ音源と言われ、すごく心地よいと感じるほど綺麗な音で音楽鑑賞ができます。

 

ビットレートが高いと、波形がなめらかで広域に広がり元の音源に近くなります。

 

逆にビットレートが低いとザラついた音質に感じます。

 

WAVとmp3のkbpsの容量について

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4分のWAVファイルを作曲ソフトで作ったとします。

 

※ビットレート=「1秒当たりの音のデータ量」

=(サンプリングレート(Hz)✕ビット深度(bit))

です。

 

4分のWAVファイル(ビットレート:1411kbps)の容量は、

 

  • 42.7MB

 

でした。

 

この4分程のWAVファイルをMP3ファイルに圧縮した場合、

 

ビットレート:320kbpsなら容量は、

 

  • 9.69MBでした。

 

ビットレート:128kbpsでは、容量は

 

  • 3.87MB

 

でした。

 

mp3とWAVファイルでは容量の差は大きく、WAVファイルのほうが断然容量が大きくなります

 

mp3プレーヤーなどで沢山の曲数を入れたければ、よりビットレートの低いファイルを入れたら楽しめます。

 

音質重視でこだわりを持っているなら、mp3ファイルの中でも圧縮率の低い192kbps~320kbpsのファイルを使うとよいでしょう。

 

 

mp3のkbpsそれぞれの種類と音質の違いとは?

 

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mp3のkbps(キロ・ビー・ピー・エス)は何段階かに数字を分けられます。

 

※kbps(ビットレート)=

「1秒当たりの音のデータ量」

=(サンプリングレート(Hz)× ビット深度(bit))

 

  • 64kbps:音質が悪いと感じる可能性有
  • 80kbps:64kbpsとあまり変わりなく聞こえる
  • 96kbps:まだまだ音質が悪いと感じる
  • 128kbps:64kbpsと比べると
           音質がいいと感じる
  • 160kbps:CDの音質と
           あまり差がなく聞こえる
  • 192kbps:ほぼCD並みに音質がいいと感じる
  • 256kbps:高音質だと感じる
  • 320kbps:音質は良いと感じる。
                     こだわる人向け。

 

CDと同じくらい音質良く聞きたい場合は、160kbps以降のmp3ファイルを使うとよいでしょう。

 

音質にこだわる派の人にとっては、64kbpsなどは音質が悪いとはっきり感じますし、96kbpsでもまだまだ悪いと感じるはずです。

 

せめてmp3ファイルで音楽鑑賞する場合、128kbps以降のファイルで聞くと音質はわりかし良いかなと感じるでしょう。

 

高級なヘッドホンやイヤホンなどで聞きたいこだわり派の人へのおすすめは、320kbpsです。

 

つまりmp3の320kbpsの音質が最もおすすめか?

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mp3で音楽を聞く場合、128kbpsのデータ量であれば十分聴き応えがあり、高音質に聞こえます。

 

128kbpsであれば、MP3プレーヤーなどに沢山曲が入りますし、音質より「曲数重視の人」には有りだと言えるでしょう。

 

ですがCDよりやや音質が劣るなと感じるかもしれません。

 

192kbps以降になると、320kbpsなどは特に、WAVファイル(1411kbps)とほぼ違いがわからないほどの音質です。

 

より高音質を楽しみたい人は、320kbpsの音質で楽しんだ方が良いです。

 

256kbpsと320kbpsだと、聴き分けることは難しくなります。

 

曲数も重視して音質にこだわるなら256kbpsが良いかもしれません。

 

音楽を本当の意味で楽しんで沢山聞きたいという人には256kbpsもしくは320kbpsが最もおすすめです。